木曽おんたけグランフォンド2023 開催に向けて

プロデューサー 鈴木 雷太

2年目を迎える木曽おんたけグランフォンド2023(以下KOGF)の開催に向けて、昨年の第一回を秋に終えてから皆様から頂いたご意見をもとに準備を行ってきました。
昨年から大きな変更点は2つです。

① 当初から考えていた開催時期を夏に開催できる事。
 御嶽山をバックに地中から染み出す湧き水の素晴らしさ!!
 沢からあふれるマイナスイオンを全身に浴びながら走る心地よさ。
 川底まで見える透明度の素晴らしさ。

② スタート地点の変更
 スタート地点を王滝村松原スポーツ公園に変更しました。
 これにより駐車場とスタート地点が同じ場所となり、便利になりました。また距離が120kmに伸びました。
 スタート直後&ゴールまでは、ウォーミングアップとクールダウンを兼ねて御岳湖からの景色を堪能してください。

上記2点が大きな変更点ですが、秋の紅葉も素晴らしいですが、真夏の木曽地域は一度走ればサイクリストにとってどれだけ素晴らしいかお判りいただけると思います。
気候と景色、走行環境に郷土料理など、仲間と是非走ってみてください!!

皆さんのエントリーお待ちしております。

木曽御嶽山麓サイクルサンクチュアリプロジェクト

木曽おんたけグランフォンドを主催するのは、木曽御嶽山麓サイクルサンクチュアリプロジェクト。
構成メンバーは、一般社団法人ライド長野、一般社団法人木曽おんたけ観光局、木曽町商工会、(株)未来図の4団体。
次の目的と問題意識をもって、今後活動していきます。

  1. 目的
    二つの日本百名山、木曽御岳山と乗鞍岳の絶景を望む開田高原を中心としたエリアを、サイクリストが「走る」べき聖地(サンクチュアリ)としたい。

  2. この地域の優位性
    (1)木曽御岳山麓は景観が美しく変化に富んでおり、また、交通量が少なく安全に走行できる道路環境である。
    (2)中京・関西圏から比較的アクセスが良く、当該地域からの誘客が見込める。
    (3)「サイクリング適地」としての認知度は現状低いが、素材としての魅力度が極めて高いため、地域の受入環境の整備、機運醸成、効果的なイベント開催をすることで一気に認知度が高まる可能性がある。

  3. 取組の背景
    (1)木曽御岳山麓では、御岳山噴火の影響が依然としてあり、観光誘客への新たな取組みが期待されている。
    (2)全国的にサイクルツーリズムの振興に向けた取り組みが進んでおり、長野県においても「Japan Alps Cyclingプロジェクト」による取り組みが県内全域で進みつつある。その中で、木曽地域におけるサイクルツーリズムの拠点として中心的な役割が期待できる。
    (3)地域内(木曽町、大滝村)でも、E-bikeの導入やサイクリングツアーの開催など、サイクルツーリズム振興に向けた取り組みが始まっている。

  4. この地域の課題
    (1)サイクリングやそのトレーニングに絶好の環境であるにもかかわらず、地域住民をはじめ行政にもその認識が薄く、サイクルツーリズムへの理解が十分でないこと。
    (2)走行路の整備(看板や専用レーンの設置など)、観光施設や飲食店等の駐輪スペース・サイクルステーションなどの受入環境の整備が進んでいないこと。
    (3)当該地域においてサイクルツーリズムに取組む事例が少ないこともあり、観光事業者(宿泊、観光施設他)間でサイクリストを呼び込む機運が少なく、自転車をツールとしたアクティビティが少ないこと。

  5. 期待される効果
    (1)地域の受入マインドが向上し、この地域への評価が高まる。
    (2)環境整備が進み、サイクリストの来訪が増える。
    (3)サイクルツーリズムに取組む事業者が増え、経済効果とくに雇用創出につながる。